保育士として働く中で楽しかったことは自分で考えたことを取り入れられるということ。
私は製作が好きだったので、今担任している子たちが何に興味があって、どんなところを伸ばしていきたいのかなどという視点から製作を考えたり、遊びに取り入れ子どもたちと一緒に楽しめた時がとてもうれしかったです。
もちろん、子どもの成長のことを考えた時に、製作ばかりするわけにはいかないので、ルールのある遊びや、戸外に出て遊具で遊んだり、虫を捕まえたり、お散歩に出たりすることも楽しかったけど…
私は子どもたちと一緒にどんなことをして楽しく過ごせるかということを考える時間が好きでした。
また、保育士という仕事は一日に何をして過ごすのか決めることができるところに、本当にやりがいを感じました。
これは、理解のある上司が『見守ってくれるタイプ』だと、さらに自分のアイデアを自由に活かすことができ、より楽しく仕事を進めることができると思います。自分を信じて『いいよ~先生の好きなようにやりな~』といってくれる言葉が本当にありがたかった。
しかし、こう言ってくれるからには責任もしっかり持って毎日の設定をしていかなければいけないとも思う。
楽しければいいではない。自分が担任した一年でどのように子どもたちを成長に繋げていくかも同時に考えて、次の年度に担任を持つ先生や、小学校に自信をもって引き渡していけるようにしていく。
なかなか難しいことだけど、自分の思ったような反応が子どもたちからもらえないこともあるので、そこは振り返りをしながら、次に活かしていく。また、年齢が一緒でも、メンバーが違うとまた違う反応が返ってくることもある。そこも面白い!
新しい製作(新しい技法)を子どもたちに提案する時には導入も大事だけど、こちらのシミュレーションも大事になる。(思った通りに進まないことがほとんどだけど…)
自分の個性を大切にしながら、子どもたちとの時間を充実させることができるのは、保育士ならではの特権だと思います。
それに頭を使って休みの日にも仕事のことを考えてしまう保育士は少なくないと思う。でも、休みの日はしっかり休もう!と働き始めて20年目で気づいたのは遅すぎる…